2024-09-14

79歳男性が、五十肩で腕を上げるとある角度で痛いと言われてご来院。

病院では、五十肩という診断されて、3か月ほったらかしてれば治るといわれたのに、一向に治る気配がないとのこと。

「五十肩ですね。はいはい、やることは簡単ですよ。」

と治し方を教えたけど、

「う~~ん・・・・・。」

「あれ?変化ないですか?」

「いや、ちょっとは楽になった気はするばってんが・・・・。」

博多弁でよく聞く「ばってん」はこう使います(笑)。「ですけど」という意味合い。

例えば、

「ですけど、あなたは、そう言うことをおっしゃいますけど、それはちょっと違うんじゃないですかね?」

という言い回しがあったとしたら、博多では、

「ばってんがあんたくさ、そげんなこと言うばってんが、そりゃちょっと違うっちゃなかとね?」

という言い方になります(笑)。

 

 

「ちょっとじゃダメです。かなり楽になるはず。」

「ほんならもうちょっとやってみますけん。」

・・・・・・・・・・。

「どうですか?」

「う~~~ん。やっぱこの角度だけが痛かですねぇ。」

「ほんとに五十肩ですか?」

「そう言われたばってんが・・・・。」

「じゃ、きちんと腕を挙げてみてください。」

「痛っ。でもこの角度を通り過ぎれば、ほら、上がるとですよ。」

「あぁ~~、これ!この上がり方は、いわゆる五十肩ではないですよ。」

「違うとですか?」

「まぁ、50歳を超えて肩が痛い人はなんもかんも五十肩と言われるので、そのせいですかね。」

「もうかな~~り長かとですよね。治るでっしょうか?」

「すぐ治るでっしょうや(笑)。」

博多弁のおじいちゃんは、「でっしょうか?」と小さな「っ」が入るのです(笑)。

「これの原因はですね、肩ではなくって、ここですよ。」

「あいたっ!」

「ほら、この痛みですよ。肩挙げてみてください。どうでっしょうか?」

「おろろ?今は痛くなかばい!!なんで?先生は肩には触っとらんとに。」

「でも、ここが痛かでしょ?」

「痛かぁ~。イタタタタタタタタタタ。」

「はい、腕上げてみてください。」

「おろろろろろ??!!痛くなかですばい!!」

「これが原因でしたね。私もいわゆる五十肩ならこっちだったので、最初はいつも通りでいいかなと思ったんですけど、違いましたね。

これはなかなか治らんですよ。自分できちんと治さないと。これ続けたら大丈夫でしょうや。」

「ほほぉ~、よかこと聞いたばい。先生、ありがと!さすが神の手やねぇ。」

 

 

私も五十肩と言われて、いつもの治し方を教えたら、効果がないのでした。

なので、再度きちんと腕を動かして見せてもらったわけです。

患者さんの言葉を鵜呑みにしてはいけませんね(笑)。

先日も、脊柱管狭窄症と病院で言われたという人が、股関節の筋肉調整だけで治って、脊柱管は全然関係なかった女性がいました。

さて、この方はいとも簡単に治ってしまったわけですが、その方法を下記に。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について