昨日も、部活で足首捻挫して、足首の靭帯が切れて歩けないという女子中学生が来ました。足首には高そうなプラスチック製の装具をギプスとしてつけられてました。
私にとって、捻挫を治すのは最も簡単ですから、その場でジャンプもできるようになり、スタスタと歩いて帰りました。
もう今日から部活して構いません。
今日も少しは痛むかもですが、治し方を教えたので再発しても数秒で痛みは取れるようになります。
お母さんは、看護師さんだったそうで、毎日そんな患者を見てますから、娘が目の前で歩けるようになることが、信じられないと言われてました(笑)。
整形外科で診察してもらうと、「靭帯が切れてるから4週間は絶対安静。8月の盆過ぎまでは部活も禁止で、装具を外さないこと!」と言われて、今週末から県予選が始まるので途方に暮れて娘が泣きじゃくってたそうです。
それで、私のうわさを聞きつけて来院されました。
あんなネンザで、よくもまあ靭帯切れてるとか、絶対安静などと言えますね?よく診てないということですよ?
でも、骨が折れてるかどうかはレントゲン撮った方がいいので、それだけは良いですね。
ものすごい時間待たされて、レントゲン撮ったら、ちょっと見ただけで、「靭帯切れてます!」????レントゲンに靭帯は映りませんが????
お母さん看護師ですからね。「長時間待たせて、3分診療ですよ!病院のこういうところがホント嫌!」と言われてました(笑)。
でも、私も3分で痛み取らせたので、「私も3分診療です。」と言うと笑ってありました。
娘ちゃんは、左足を引きずりながら来て、今にも泣きそうです。顔が暗いこと。
しかし、3分後にはニッコニコ!
「あ、そのタイプのネンザはね、右と左の感覚が全然違うから、触ってごらん。」
「うん。違う・・・・。」
「それが同じになったら、もう一回立って痛み確認してごらん。」
「・・・・・・・・。あ、同じになった!」
「じゃ、立ってごらん。」
恐る恐る立ち上がり、左足に体重をそろそろとかけてみると・・・・。
「あ?あれ?体重かけても痛くなくなった!」
「あら!!あんたさっきまでそんなこと痛い痛い言ってできなかったのに!!大丈夫なの?」とお母さん。
「うん。痛くない・・・・。」
不思議そうです。
「ね?ここが左右同じ感覚になればいいだけよ。背伸びしてごらん。歩いてごらん。」
「あ!痛くない。ちょっとだけになったよ?」
「よし、じゃもう一回やってごらん。」
「・・・・・。」
「はいもう一回背伸びして歩いてぇ~。」
「痛くない!」
「ホントにぃ~~~???」とお母さん。
「ホントです。もう今日から部活行っていいよ。明日はもう大丈夫。ただ、また再発するから、すぐにやったらすぐまた治るからね。授業中にもやっとくと、明日の午後にはもう完治してるよ。」
「えぇ~~、じゃ、この装具は??」
「しないほうがいいですね。手が最高の装具ですから、再発のたびにすぐにそこ触らないといけないから邪魔だから。」
「ですよね?何のためにこんなの買わされたのか??まあ、保険で500円だから、いいけど。」
「まあ、持っておいて損はないですよ。君は学校で、捻挫した人が出たらすぐに教えてあげて。もう治し方分かったから教えたら、先生!って言われるよ(笑)。」
「うん!!ありがとうございました!!!」
今の時期、夏の試合前には練習が激しくなるから故障が増えますからね。
でもネンザは治し方知っておくと、超簡単です。
挫いても腫れてくる前にすぐにやっておくと、腫れずにそのまま練習続行できますよ。
7月後半でネンザすると8月の試合は出れなくなるからね。3年生は特待がかかってる子などには教えておいてほしいものです。
スポーツ傷害アドバイザーは学校でセミナーするなど、活躍の場を広げてください。地域からスポーツ傷害で悩む選手を減らしてくださいね。
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