当院には、長年鎮痛剤を服用してある人がたくさん来られます。
病院に行くと、「痛いときはこれを飲んでください。」と処方されるので、痛みを止めるだけでは治らないので、痛むたびに、または、痛くなりそうな気がしたら、前もって、痛み止めを飲む癖がついてしまうわけです。
薬には副作用が必ずあります。
鎮痛剤を飲んでる方は、皆さんそろって、「かなり老けて見える。」んですよね。これ確固たる理由があるんですけど、飲んでる人は知らないんですよね。
嫌じゃないですか?これ、究極の選択ですよね?
痛みを一時的に抑えて、段々老けてくるのを我慢するか?
老けるのが嫌なら、痛みを我慢するか?
って?
今、スポーツ栄養アドバイザーの教科書をせっせと書いてますが、そこにその理由を書きました。(受講者募集中なので、健康知識が欲しい方やスポーツ系の方に教えてあげてくださいね。スポーツ栄養アドバイザー – スポーツ整体協会)
鎮痛剤を飲むと老けるには理由があります。
それは、鎮痛剤はCoQ10が作れなくなるから。
CoQ10は抗酸化作用が強いので活性酸素を消去してくれます。
このとても大切なCoQ10が無いなら、そりゃ老化します。
以下にその作用を書いときますね。
✅ イブプロフェンなどのNSAIDsとCoQ10の関係
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NSAIDs(イブプロフェン、アスピリン、ナプロキセンなど)は、主に痛みの緩和や炎症の抑制を目的として使用されます。
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これらの薬は、プロスタグランジンという炎症を引き起こす物質の生成を抑えることにより、炎症反応を抑制します。
✅ なぜCoQ10の合成が抑制されるのか?
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炎症反応とCoQ10合成
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体が炎症を感じると、抗酸化物質(CoQ10やグルタチオンなど)の合成が促進され、活性酸素の除去が始まります。
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CoQ10は、細胞内のエネルギー産生に必要な物質で、同時に強力な抗酸化作用も持っています。
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NSAIDsによる炎症抑制
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NSAIDsは炎症反応を抑えるため、体が抗酸化物質を作る必要性を感じにくくなることがあります。
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結果として、炎症反応が抑制されると、CoQ10の合成が減少する可能性があります。
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✅ 実際の影響
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長期使用の場合、CoQ10の不足が生じ、これがエネルギー不足や疲労感、場合によっては筋肉の痛みや代謝異常につながることがあります。
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一部の研究では、NSAIDsの使用がCoQ10の濃度低下に関連していることが示唆されています。
✅ まとめ
イブプロフェンや他のNSAIDsは、痛みや炎症を抑える役割がありますが、体が必要とする抗酸化物質(CoQ10)を作る反応も抑制する可能性があるため、長期的に使用する際は注意が必要です。特に、CoQ10のサプリメントを補うことで、エネルギーの低下や疲労感を防ぐことができます。
もし、痛みを長期間抑える必要がある場合は、CoQ10の摂取を意識的に増やすと良いでしょう。
これが鎮痛剤を飲む人が老ける理由です。
周りで薬に頼る人がいたら、「老けるよ?せめてCoQ10 のサプリも一緒に飲んだほうがいいよ?」と教えてあげてください。
CoQ10を飲んで活性酸素を除去できれば、痛みも止まりやすくなるしね。
鎮痛剤よりもはるかに痛み止め効果がある気がする(笑)。日ごろから飲んで蓄えておけばね。
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