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陸上選手のハムストリング肉離れ予防法を伝授しましょう。

パリ五輪真っ盛りで、毎日ウキウキの寺川です。テレビ放映がちょうどいい時間なので見やすいですね。

もうちょいと早いといいけどな。ドバイあたりでやってほしいです。ドバイなら2時間早くなるから。

 

柔道は不可解判定が多くてダメですね。審判教育やルール統一ができてない。

日本選手は残念な選手が多かった。

 

ボクシングはまだかな~。私の得意種目ですから。あそこに出てくる選手が後の世界チャンピオンになる人達ですから楽しみです。

 

昨日は陸上100mでしたが、ライルズ選手はぎりぎりの勝利でした。

100mはホント花形競技ですね。わずか10秒にやってきたすべてが現れる。

駆け引きもなくただ速い者が勝つというのは見てて気分が良いですね。

 

さて、その100mほどハムストリングを肉離れする競技はないでしょうね。

治し方は、ヨクナルTV!肉離れ編で披露してます。

メッチャクチャ痛いです。ケガした時も痛けりゃ、治す時も痛いです(笑)。

ほっとけば痛みは消えますが、芯が残ることが多いから、しっかりと治さないといけません。

芯が残ってしまうと、100分の1秒を競う100mでは記録は出にくくなってしまうからね。本来の実力が発揮できなくなっちゃうから。

気合で乗り切っても、またケガしてしまうことが多くなる。クセになるのが肉離れ。

もちろん、ならないことが一番重要なので、今日は、ゴールド会員のみんなには、予防法を伝授しましょう。

 

100m走はスタート一歩目で、思い切りハムストリングに負荷をかけてダッシュして、3歩で最高速に達するほど脚力使うので、地面を引き寄せて、蹴る力がマックスかかります。

この時に膝を曲げる力が瞬間最大になるので、ハムストリングが切れます。アキレスけんのように完全断裂ではなく、部分的にいくつも亀裂が入る。これが肉離れ。

この原因になるのは、何か?脚力が弱いから?

別に脚力が弱いわけではないよね?世界トップ選手なんだから。

コンディショニングの失敗?

もちろんそれはあるでしょうね。試合当日に向けて、柔軟な筋肉を作り上げることに失敗したというのはあるでしょう。

筋肉が柔らかければよく伸びるので、切れにくくはなります。

しかし、筋断裂の原因は別にあります。

肉離れの治療法はどうしましたか?

そう!まずは内出血してるところを引っ張る!でしたね。

ということは、そこが皮膚癒着してたということ。

皮膚癒着するということは、皮下組織(ファシア)が固着していたということ。

ファシアが硬い状態で筋肉をいきなり収縮させると、ファシア直下の筋肉は伸縮できないわけ。

すると、すぐ隣の筋繊維がその分伸ばされるわけよね?

牛肉食べるときに分かると思うけど、ステーキの両端を持って引っ張ってもさほど伸びないでしょ?

筋肉はアクチンの中にミオシンが入り込んで収縮するという説が一般的だから、中に入る距離は極わずかなのはわかるね?

筋繊維一個自体は数㎜も伸びないわけ。何万個もあるから何十センチも動いて見えるだけ。

固着して動かない筋繊維の隣の筋繊維は倍動かないといけなくなる。

2つ固着してれば3つ分伸びないといけない。

3つ固着してれば4つ分の筋繊維の動きをしないといけない。

何倍も伸ばされれば切れるのは当然でしょう?

これが肉離れの正体。

 

では、どうすれば予防になるのか?

肉離れしやすいハムストリングの部分の皮膚を走る前に入念に引っ張っておくこと。

すると、皮膚癒着ははがれてファシア下の筋繊維は抵抗なく動けるから、各筋繊維一本ずつがどれも1つ分の動きをするだけでいいから、肉離れしなくなるわけね。

走る前に入念なストレッチ・・・・は過去の話。

今は、入念に皮膚を引っ張る!

これが肉離れの予防法です。

完全に癒着を剝がして走ればまず肉離れは起きないということ。

これが肉離れの予防法。

 

ストレッチは練習後のクールダウンにするものになりましたからね。

スポーツ傷害アドバイザーの諸君は、選手に練習前に必ずケガしそうな部分は引っ張らせる指導をしていってね。

ケガが激減するよ~♪

 

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