今朝一番に来院された25歳女子は、ぎっくり腰で歩けないため母に付き添われてきました。
息するのも痛そうです。
けど、昨日よりは少しマシになってるとか、これで?
座るのも辛そうです。
初夏の季節はぎっくり腰が増えますよ。
季節の変わり目だから。
特に女性は、体調の変化には注意が必要です。
この女性は、大学で臨床心理士の資格を取得して入社したのに、なんと、配送業務をさせられてるそうです。
会社で、介護系業務を始めるので、臨床心理士を募集したから入社したというのに、配送業をさせられてるという。キャリアとは無関係な業務をさせるのはアメリカではありえないでしょうね。契約違反ですから。
その子は、就職してから自活を始めてニキビも出始めてしまったとか。
ストレスと食生活の変化というダブルパンチで腰に来たんでしょう。
こういう情報を聞くのは大変治療に重要です。
体調が悪くなる時は必ず原因があります。それを聞き出せるかどうかが、良い先生の資質です。先生の腕の見せ所。
「何か重いものを抱えた瞬間に痛くなった?」
「いえ、朝起きたら痛みで動けなくなってました。」
「いつも何食べてんの?」
「普通なものを作ってます。」
「お?自炊してんだね?偉い!じゃ、ぎっくり腰になる数日前にいつもとは違うものを食べてない?」
「痛くなる2日前にバーベキューには行きましたけど?」
「それだ!」
「バーベキューが?」
「うん。ぎっくり腰は食べ物が原因でなるから。」
「腰が痛いのが食べ物ですか?はぁ???」
(ちょっと何言ってんの?変なこと言わないで!)って感じ(笑)。
無理もありません。
ゴッドハンドラインのメンバーならわかりますよね?
初めてぎっくり腰になった人は全員、この反応をしますよ。
腰痛の原因は骨のズレのはず!もしくは筋肉かスジを痛めたか!
と思ってる人はこのリアクションします。
全然違うんですよね。みんなも覚えておいてね。
ぎっくり腰は数日前の食べ物から!です。もしくは酒。
彼女は配送業なので、なかなかトイレに行けないからと言って、水も飲まないそうです。
なので、便秘もあるそうでした。
ゴッドハンドラインメンバーのみんなはここまで言えばもうわかりましたね?
「腸内で悪玉菌が増えて炎症が激しくなったからですよ。」
「悪玉菌!なるほど!でも、腸でばい菌が増えて腰がこんなに痛くなるものなんですか?」
胡散臭そうに見られてます(笑)。
「うん。では、反応テストしてみましょう。自分で体感するから。」
と私は、大腰筋テストと内臓チャレンジテストをして見せました。
どちらも陽性。
全然チカラ入りません。
「全然チカラ出ません。」
「ね?このチカラが出ないと体は支えられんから、痛くなっちゃうわけ。」
「なるほど。」
「このチカラが出るようになったら、痛みは即座に消えるからね。こんな痛みはすぐに自分で治せるから大丈夫よ。今は激痛だろうけど。すぐ治るよ。」
といって、私はお腹を押さえて硬くて痛い部分を探してあげました。
「あ!痛っ!」
「こら、ここね。ここをよ~~く揉みこんで。2~3分すれば柔らかくなって痛くなくなるから。」
「はい・・・・。」
しばらくして・・・。
「もうういいかな?じゃもう一回チカラ入れてもらうよ。はい、!」
「あ!力が入るようになった!」
「じゃ、立ち上がって、さっき痛かった姿勢して確認してみて。」
「あ!!!痛くない!お母さん、もう全然痛くないよ!!」
「ね?もうこれで大丈夫よ。腸が固くなったからぎっくり腰になってたのが分かった?」
「はい!すごい!!!ありがとうございました~♪」
「またすぐ硬くなるから、するとまたすぐ再発するから、揉み続けててね。柔らかい腸のままだともう再発しないから。」
「はい!すごい!もうすぐに仕事行けそう!」
「普通なら無理しないで治るまで休んでと言われるところだけど、もう今すぐに仕事行っても大丈夫よ。」
ぎっくり腰は、腸が原因で起こりますからね。
日ごろから腸揉みしてればぎっくり腰は起きないということ。
みんな覚えておいてくださいね。
骨やスジは全く関係ないからね。ただし、重いものを抱えて起きたぎっくり腰は筋が原因のこともあるから、見極めが肝心ですけどね。