睡眠研究でノーベル賞候補に挙がっている筑波大の柳沢教授によると、最近の研究によって睡眠のことが良く分かって来たようです。
睡眠が足りない人は能力が発揮できないし、老化が促進します。
子供の睡眠不足は脳の発育遅延を引き起こすこともわかってます。
「6時間睡眠の人は酔ったまま仕事をしてるのと同じ。ショートスリーパーをマネしないこと！」だそうです。
1時間睡眠を削ることで結局能力が低下するので、十分眠る方が能力低下を阻止できて仕事ができるわけ。
ナポレオンは3時間睡眠でも、一日何度もウトウト居眠りしてた人ですからね。戦争で敵の攻撃の緊張と戦略の忙しさから眠れなかっただけで、実はしっかりと眠りたかった人です。
睡眠は量が大事です。もう眠れなくなるまで長時間寝ることで身体回復できます。
筋肉や内臓などの体細胞の回復も5－6時間では無理だからね。脳も同じ。
7時間睡眠が一番よくって、8時間は寝すぎと以前まで言われてましたが、これも変わってきてて、人によって違うし、疲労によっても違うと言われ始めましたね。
4日間十分寝てみると、4日目にもう眠れなくなって完全に起きてしまう時間が有るそうで、その睡眠時間が自分の本当に必要な睡眠量だそうです。
日本は子供の睡眠時間が世界一短いそうで他国よりも2時間も少ないそうです。
睡眠不足の子の脳は、海馬が小さいそう。
海馬は短期記憶装置ですから、この能力が低いと物覚えが悪い子になってしまう。
それを継続すると性格として定着する。
集中力がない、思考力がない、人の言うこと聞けない、感情的になる・・・・。
嫌な大人になってしまう。睡眠は脳の発育と回復に大きく関係してます。
大人でも、
ひらめく力も低下する。
記憶力も悪くなる。
情報処理速度も低下する。
感情コントロールが効きにくくなり、嫌な奴になる。
利他行為もしなくなる。
うつ病リスクが上がる。
内臓脂肪が増える。
アミロイドベータが増えて認知症リスクが増える。
体の疲労感も取れない。
などなど睡眠不足では良いことが何もないわけね。
早寝しましょうね。長い睡眠時間が自分を向上させるんだから。
0時前には寝て、朝7時過ぎてから起きること。
患者さんに聞くとほとんどが、「なぜかいつも深夜2時過ぎになってます。」という人が多い。
だから、体は回復しないんです。相当な損をしている。
意味のない夜更かしは健康に最悪なわけね。
時間を確保したら、次は質です。
睡眠の深さが大事。
睡眠が浅いのもダメ。寝つきが良くなることをすること。
それにはまず日中にしっかりと動いて体を疲れさせておくこと。
労働、運動すること。できないならせめて体操くらいはすること。
酒飲むと眠りは浅くなる。
タンパク不足でもメラトニン材料が少なくて眠りの質が悪くなるから、朝食にはしっかりと十分なたんぱく質を摂取すること。
朝食べたたんぱく質から腸でセロトニンが作られ、それを利用して夕方からメラトニンを作られ、夜10時過ぎから脳に作用してくるからね。朝のたんぱく質はものすごく大事です。
寝る前のたんぱく質も睡眠中の回復材料だから大事。
朝と夜、プロテインなどを飲むことは絶対必要なのです！！
たんぱく質からホルモンを作るのにはビタミンやミネラルも要るからサプリでいいから必ず一緒に摂ることです。
睡眠に付いたら、寝つきの速さが睡眠時間の長さになるので、すぐに寝れるかどうか？
寝つきの良さには呼吸が重要。大きな深呼吸を続けると脳はリラックスして寝つきが早くなります。
あと、ホコリを吸い込むと睡眠は浅くなるから、ホコリが立たない寝具を使うことと、空気清浄機を置いておくこと。
枕ももちろん大事。自分が一番寝心地が良い枕を使うことはとても大事。
睡眠導入剤を飲んだりする人もいるけど、薬は肝臓負担になるからハーブやサプリがいい。体に良い安眠ハーブはもう分かってますからね。
バレリアンというハーブが“寝つきを良くする”らしい。
酸棗仁（サンソウニン）という漢方が“睡眠を深くする”らしいです。
こういうサプリを使うと早く寝つけて深く眠れます。
脳の回復で能力や性格が変わるんですから、もっと重要視しましょうね～♪