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女性ホルモンで女子選手のケガが増加!

女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンとあります。あと、出産時ホルモンとか乳汁分泌ホルモンなども。

卵胞ホルモンはエストロゲン。黄体ホルモンはプロゲステロン。

聞いたことありますよね?

エストロゲンは、月経が終わると分泌されて10日くらいかけて卵巣で卵を大きくし、子宮内膜を準備する。卵が十分に大きくなったら排卵する。

プロゲステロンは、卵が排卵されたら分泌されて体温を上げ、準備された子宮内膜を10倍以上厚くして完成させ、乳腺を発達させる。2週間くらい卵を大事に保管する。

精子が来なければ、血液で排泄するのが月経。1週間くらい。そしてまたエストロゲンを出して卵を大きくする・・・。

エストロゲンで卵を作って、プロゲステロンで赤ちゃん用の暖かなフワフワしたベッドを作って、必要なければ血で洗い流す。

女子選手は、生理との戦いですね。大変でしょう。

その昔ヤワラちゃんは、「私って、生理の時は調子良くなるんですよ!」って、さすがなことを言ってました。

普通は出血して、血が減るから力が出なくなるはずなんですが。そういうことを言い訳にするのが嫌だったようです。世界一になる人は思考が違いますね。

で、今日の本題は、「女性ホルモンは体を柔らかくするホルモン。」ということ。

プロゲステロンは、子宮をフワフワベッドにしてくれるわけですが、これが、曲者。選手のケガが増える原因になるんです。

出産する時は、骨盤があり得ないほど開いて赤ちゃんの頭が出てくるんですが、その時に出てくるホルモンはリラキシン。

骨盤靭帯をユルユルにしてくれるから体全体が異常に柔らかくなります。

このリラキシンは出産時しか出ませんが、リラキシンほどではないけど柔軟性を上げるホルモンがプロゲステロン。なので女性の体は柔らかい。脂肪も付きやすい。

体が柔らかくなって選手には良いと思うでしょう?

ところが!

靭帯が緩すぎると、高速移動してる時に急停止すると関節内の靭帯がスピードに負けて異常に伸び過ぎてしまうわけ。

それで靭帯断裂してしまうのです。柔らかくなっても強度が上がってるわけではないから。ある程度以上伸びると切れてしまう。

そのプロゲステロンは、月の半分も出続けてます。

生理の時は、激しく動くことは減るからケガしにくいけど、生理が終わると全力で練習に打ち込みますね?

実はこの時がプロゲステロン分泌時期だから、靭帯が緩くなってる時期。

この時期に猛練習して、関節内速度が上がりすぎて、急停止などをする動きで靭帯がプッツン。

柔道で踏ん張るとか、サッカーで捻じるとか。前十字靭帯とか内側靭帯とかよく切れてますよね?生理前2週間以内は注意です。

だから女子選手は生理中はケガしにくいと言われるわけ。

生理も嫌、ケガも嫌。

女性は大変です。

女子選手は、次の生理の2週間前からは靭帯は緩くなってるという事を知っておいてくださいね。

と言って、練習で手抜きしても強くならないから、自分の関節内感度を上げて、ギリギリを見抜いて毎日の練習頑張ってくださいね~♪

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