昨日は、山口市の水泳クラブからオリンピック選手を出したいと相談をされて、セミナーをしに行きました。
一流選手になるには、栄養、練習、ケア、睡眠、メンタルの知識が重要です。それをしっかり教えてきました。
ゴッドハンドライン会員の皆様にもシェアしますね。
五輪選手になるには、小学生のうちから頭角を現しとかないといけません。世界の選手は小さなころから世界一の練習をしてます。中国やキューバなどは専門育成がスゴイのはご存知の通り。
その選手たちに太刀打ちして勝つには、選手にも、親にもコーチにも、知識が必要ね。
特に、ママの栄養知識がモノを言います。
最高の練習、最高の回復は栄養次第です。
その条件を教えましたが、かなりの知識がないと、とても難しいでしょうね。ママさんは頑張ってください。
一般のスポーツ栄養アドバイザーなどが言われることはホント難しいもんね。
しかし、子供の夢のためにママは必死に頑張って毎日サポートしないと子供がオリンピックに行けませんからね。 大変だ。
・肉は55度で40～50分熱を通すこと。消化吸収が良い肉になる。
・野菜は栄養価を損なわないように、茹でるときも無水調理すること。
・味付け調味料に砂糖を使うと選手の能力は落ちます。極力使わない。
・砂糖を使う必要があるなら、有機砂糖を使うこと。ミネラル豊富だと血糖値が上がりにくくなる。
・肉の2倍の野菜を食べさせること。色とりどり5色の野菜を各同量の重さ。肉200ｇ食べるなら400ｇの野菜を。
・運動すると、酸化が激しくなる。酸化すると能力が低下する。抗酸化物の王様5色の有機野菜を食べさせること。
・練習前は糖質を。練習後はたんぱく質を食べさせること。１日に合計、糖質1：タンパク質２：野菜４の比率にすること。
・腸内環境が悪いと選手の能力は落ちる。食物繊維を毎食タップリと！
・善玉菌を定着させないと、悪玉菌が多いと足に力が出なくなる。善玉菌優勢の腸になるものを食べさせること。
・安いサラダ油は選手の炎症を増やします。炎症があると回復が遅れます。
・安いサラダ油＝リノール酸の害を消すのはαリノレン酸。同量を配合して使うこと。量が作れないなら、害がないオレイン酸（エイキストラヴァージンオリーブオイル）を加えて増量すること。
・魚がベスト。肉よりも魚を食べさせること。魚の油DHAとEPAが重要です。炎症を止めるから。
・魚は油を摂らせるのが目的だから、グリルで焼いては燃えてなくなるからダメ。クッキングシートをフライパンに敷いて焼きます。クッキングシートは安物はビスフェノールＡが出るから危険ですから国産の良いモノを選んで。
・ホエイプロテインは、安いですが、牛乳が原料なので、腸内悪玉菌が増えますからＮＧです。植物性も動物性も、アミノ酸が同量入れば同じ量の筋肉が付きますから大丈夫。それよりも、悪玉菌が増える方が体に悪い。植物性プロテインなら悪玉菌が増える心配がないからいいのですが、アミノ酸スコア100で補正吸収率は1.0であるものを選んで。
・寝る時間をすべて回復に充てること。食べてすぐ寝ると、消化が終わるまで4時間ほど回復が始まらないから、8時間寝ても回復時間は4時間しかない。プロテインをたっぷり飲むと解決。満腹になるし、食事の数倍の栄養素が摂取できる。良いプロテインは消化しなくていいから寝る直前に飲んでもすぐ回復が始まる。
・運動神経向上は体内電気をどれだけ作れるか？ミトコンドリアでの発電にエサのコエンザイムＱ10を摂らせること。
・発電しても隅々まで電気を送れるか？全神経に電気を流すには、カルシウムやビタミンＢが大量に必要。そういうものを毎日たくさん食べさせること。
・筋力アップには、クレアチンやＣＬＡ（共役リノール酸）を摂らせること。8％筋力アップする。
・サプリは、アンチドーピング機構認定のインフォームドチョイスマーク付きのものを。
・選手の能力をアップさせるこういうもの達はサプリで摂取しないと無理。ただしサプリは、原料と製法がはっきりしないとドーピングでアウトだし、肝臓病になったりするから怖い。インフォームドチョイスマーク付きなら安心。
・選手の細胞は毎日壊れるから修復にはコラーゲンが必要。コラーゲンの材料を食べさせて。プロテインが十分あれば必要ない。
・水泳選手は酸素運搬が必要だから、鉄分補給を欠かさないこと。薬では巧く体内で使えない。海の幸をたっぷりと！鉄分サプリも摂る方がいい。
・細胞膜が弱いと回復力が上がらないから、レシチンが必要です。大豆製品が良いでしょう。有機大豆ですよ。
・皮膚が弱いと筋力は発揮できないから、ビタミンＡも取らせること。
・ビタミンＢの働きを3倍に高めてくれるのがニンニク。練習前には食べさせる。
・水が血を作るので、キレイな水をたっぷりと飲ませること。ペットボトル水は亜硝酸窒素などが使われてるものがあるから注意！
と、これを選手のママは毎日毎日やらないと選手は実力発揮できないわけ。
中学生女子選手から質問がありましたが、「日によって調子の差が激しく変わるのはどうすればいいか？」
これは前日に何を食べたか？によるわけです。
これが栄養がしっかり摂れてる選手には無いわけ。毎日の調子の差がなくなるわけです。
また、女子は生理前で子宮に血液が溜まってると手足の血液量が減るので調子悪くなることもある。 日ごろから十分な血液量を作っている女子選手はこれが無い訳です。
血液量は栄養と水の量ですからね。食事だけではまず無理でしょうね。やはりサプリが必要です。
選手は練習よりも栄養が大事なのね。
回復しないと良い練習ができないから。
昨日のママさんたち、今頃頭抱えてると思います（笑）。
みんなも周りにプロや五輪目指してる選手のママがいたら、上記の食事させるように教えてあげてくださいね～♪
難しいけど。