さっき来た患者で、坐骨が痛くて走れずに数か月も見学してる中学生が来ました。
病院では、「レントゲン撮った結果、坐骨骨端症になってるので、治るまでバスケは禁止です。」と言われたとお父さん。
レントゲンでは、坐骨の骨端が白く映ってカルシウムが溜まってるので、これがなくなるまで安静にしてないといけないと言われたそうです。
骨端症ねぇ・・・。カルシウムねぇ・・・・。関係ないけどな。と思いつつ話を聞いてました(笑)。
中学生で秋に練習ができないと新人戦や春の大会にレギュラー取れなくなりますからもうこれ以上の見学は選手として死活問題です。
そこで、うちに来られてるチームメイトの子からうちのことを聞いたそう。
その子は、捻挫してもどこか痛めても、いつも翌日には練習できるようになってるので、不思議がられてるとか。
そのお兄ちゃんも何度かうちに来てて、今度の春から大学にバスケ特待が決まりました。
結果はどうなったかというと、「はい、今日から練習していいよ。」です(笑)。
こんなの私からすれば簡単です。
「坐骨が痛いわけ?どこが?指一本で押さえて教えて。」
「ここです。」
「ははぁん。そこね。じゃさ、ここも痛かろ?」
「あ!痛っっっ!」
「ほらね。そこは、坐骨じゃないよ?内転筋という筋肉よ。」
「筋肉ですか?坐骨じゃないんですか?」
「ほら、お父さん、ここが痛がってますよ。ここは骨じゃないでしょ?」
「確かに!」
「筋肉が硬いから、坐骨を引っ張って、切れそうなチカラがかかり続けてね、傷が入ってるから、炎症が起きて、体は治そうとして栄養を集めるからカルシウムなんかが集まってきて白く映るんですよね。カルシウムが痛みの原因ではないんですよ。」
「治りますかね?」
「簡単ですよ。まあ見ててください。じゃ、治し方教えるよ~。あのね。」
この痛みは、治し方を知らないとかなり長引くが、治し方が分かれば3分で治る。
「お辞儀して床に手をついてごらん。」
「痛たたたたた。」
「痛いよな?じゃ、モモ上げしたら?」
「痛たたたた。」
「痛いね。はい!分かりました。やっぱりこれは骨端症は関係ないですよ。」
「えええええ???か、関係ないんですか?」
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