私は逆子を治しますが、昔、私が弟子時代に、来られた、楽しい産婆さんから聞いた話。
「お仕事は助産師さんですか?」
「そげな良かもんじゃなかタイ!あたしゃ、産婆よ!サンバ!1,2サンバ!2,2サンバ!の産婆よ!」
その産婆とは違うと思うのだが…と突っ込みたかったのですが(笑)。
「若先生は逆子は、治せるかね?」
この方からは、師は院長先生、私は若先生と呼ばれていた。
「さ、さ、逆子?赤ちゃんの?治せるもんなんですか?」
「まだ若かけん知らんやろうねぇ。あたしゃ逆子はすぐ治すばい。すぐわかるケン。」
「へぇ~、スゴイですね。さすが産婆さん!」
「何ば言いよると!逆子くらい先生も治しきらにゃ!」
「いやいやいやいや、お目にかかることが無いですもん!」
「そうかね?妊婦さんはいっぱい来るやろうもん?逆子に気付いとらん妊婦もおるケン、見つけちゃらないかんよ。」
「しかし、それは産婦人科の領域で・・・・。」
「あげな人たちゃ、機械しか頼り切らんめぇが!手が一番逆子ば治せるとよ!先生ならできるけん、覚えんしゃい!!」
と言うわけで、原因と方法を聞いたわけ。
「逆子ちゃね、頭がどこにあるか知っとるかね?」
「いやぁ~、逆子だから、上じゃないんですか?」
「何ば言いよると、横にあるとたい。だけん、それを下にしてやりゃ逆子は治るとタイ。」
「なるほど。」
「なんで横になるか分かるね?」
「なんでか・・・・?」
「逆子になる妊婦は、姿勢が悪かっタイ。」
「はぁ~姿勢が・・・。」
「姿勢はあんたたちが専門やろが!」
「そ、そうですね・・・・。あっ!!」
そのヒントだけで分かってしまった。
姿勢が悪いから逆子になる。
逆子は頭が横にある。
なるほど!
「ママが猫背で、赤ちゃんの上から潰す姿勢になるから、下にある赤ちゃんが嫌がって頭を横にして、楽な位置に動くんですね?」
「そうそう!そぉたい!若先生はさすがやね。それだけで分かるちゃ、大したもんタイ。」
「ということは、逆子を治すには、姿勢が正しくなればいいと言うわけですね。」
「そうそう!ただし、最初は、頭を下に戻しちゃらないかんよ。」
「わかりました!今度から注意して妊婦さんを見てみます!」
「臨月になったら戻らんけん早くね。自然と元に戻る子がほとんどだけども、産婦人科では、そのまま様子見ましょうっていうけんね。あの人たちは逆子ならすぐに帝王切開すればいいと思っとんしゃあけん。うち達ゃそげな事はできんけん、すぐに戻しちゃらないかんよ。」
私が、教えていただいたのはこれだけ。
それ以来、妊婦さんが来院されたら、必ずお腹を見せてもらうようにしたら、逆子はすぐに分かるようになりました。
触らせてもらえば、頭がどこにあるかすぐに分かります。
そして、どこを蹴られるか聞けばもう大丈夫。
臨月までそのままだと、帝王切開になるので、その場ですぐに治し方を教えるようになりました。
姿勢の悪さが逆子の原因だなんて、なかなか気付かないところですね。
あの産婆さんのおかげで、良い知識を頂きました。
逆子の治し方は次のブログで!
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